2020/4/13
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四十肩・五十肩 |
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四十肩・五十肩は年齢とともに出てきやすくなる関節痛の総称です。年齢を重ねると、肩の関節がスムーズに動かなくなることがあります。このような症状を、通称「四十肩」「五十肩」と呼びます。 四十肩、五十肩は、その名の通り40代で症状が出れば四十肩、50代で症状が出れば五十肩と一般的に言われます。 四十肩・五十肩は加齢によるものが多く、特徴として肩をあげたり水平に保つのが難しくなります。そのため、洗濯物が干しづらくなった、肩よりも上のものが取りづらくなった、背中のファスナーがあげられないなどの症状が現れます。肩を動かした時に痛みが出たり、腕を後方に回せない、なかなか肩があげられないなどの症状がでます。 四十肩・五十肩はなぜ起こるのか 四十肩、五十肩は、肩の関節にある「腱板」という組織が炎症を引き起こし「関節包」に広がる事で起こります。これは老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなるからと言われていますが、実際のところ原因ははっきりしていません。 四十肩・五十肩の症状 四十肩、五十肩は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みがでます。そのため、腕を持ちあげるような動きが難しく、中でも腕を外側に回すような動作などは、特に痛みを感じます。 髪を後ろに束ねる、電車でつり革をつかむ、洋服を着替える、洗濯物を干す、エプロンの紐を結ぶ、シャンプーをする、歯を磨くなどなど。 ただ「痛みがある」というだけでなく、いつもの簡単な動作が困難になり、日常生活に不便を感じる方もいます。 四十肩、五十肩は、痛みの強い「急性期」と、痛みは落ち着いているが思うように肩が動かせない「慢性期」に分けられ、ほとんどの場合、経過と共に痛みは改善していきます。 急性期では 鈍痛、肩のあたりが重苦しい感じ、肩の関節がピリッと痛むといった症状があり、感覚異常もでたりします。そして肩周りの感覚が鈍くなってくる、腕に違和感を感じる、首や肩のあたりに張りを感じるといった症状がでます。痛みとしてはズキズキと、うずくような痛みがあり、肩を動かす際に痛みを感じる、朝晩に痛みが強くなってくる、夜間時痛・安静時痛、動いても痛いし、何もしなくても痛い、夜寝る時に痛みがあり寝つけない、痛みで目が覚めるといった状況に陥ってしまいます。 慢性期 夜間時痛、安静時痛は軽くなる、過度に動かしたときに、強いつっぱりを感じる、急性期の痛みにより、動かさない状態が続くことで関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなるといった症状になります。
ケアの仕方について はっきりとした原因がわかっていない四十肩、五十肩ですが、悪化させないためにも状態に合ったケアが必要です。セルフストレッチやセルフマッサージなど硬くなってしまっている組織をほぐし、組織の柔軟性を向上させるためにとても重要ですが、これらは症状を悪化させてしまうリスクがあるため専門家の指導の下行った方がいいですね。 運動療法 四十肩、五十肩の治療法としては、「運動療法」をメインにしたリハビリを行います。ストレッチや振り子運動は肩関節の緊張をほぐし、痛みの緩和と、関節の可動域を広げる事を目的とします。四十肩、五十肩はどちらか一方に発症する事が多いので、痛みのない側の予防策としても日々取り入れていく事が望ましいです。 温熱療法 患部の血行を良くすることで、治癒を促し痛みの緩和が期待できます。 温熱療法は、ホットパックや、超音波といった治療機器を使った治療がありますが、自宅では入浴や蒸しタオル温湿布などを使い温める方法があります。 寒冷療法 四十肩、五十肩で痛みが激しく、熱を持っているような場合には、炎症を抑えるため冷やすのも有効です。これはアイスパックなどを使うのですが、準備に時間がかかったり、凍傷を起こす可能性もある為、自宅で行う場合は注意が必要です。冷湿布も有効です。ただ、長い時間冷やし続けてしまうと筋肉が硬くなるので、痛みが軽くなったら温湿布に切り替え血行を良くします。 四十肩、五十肩の夜間痛の緩和と寝方のコツ 四十肩、五十肩になると、就寝時にも痛みが出る「夜間痛」が出やすくなります。その為、寝不足になりがちで精神的も肉体的にもかなり辛い状況に。特に動かしているわけでもないのに、なぜ寝ている時に肩の痛みが出るのでしょうか。 私たちの体は楕円形の様な形をしており、腕は肩関節、肩甲骨とつながっています。この肩甲骨は体の曲線にそって、少し角度が付いています。 その為、平らな床にあおむけで寝ると、重力によって肩の位置が押し下げられ関節に負担がかかるのです。 肩を痛めていない人であれば、全く問題ない差異ですが五十肩、四十肩に人にとっては収縮した筋が引き伸ばされたり、ゆがんだ力が加わる事で大きな痛みの原因になります。就寝時の対策としては、肩が押し下げられないように、寝具の角度をバスタオルや枕を使い調整してみましょう。 当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります! 筋緊張を和らげるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。 また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等物理療法を個々の症状に合わせ早期回復を目指します。 その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、ボールエクササイズ等運動指導を行います! また、EMSを用いて肩のインナーマッスル筋力強化を行ったり、インナーマッスルとアウターマッスルのバランスを整えることも可能です! これらの取り組みにより症状改善、再発防止をします! |
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