肩峰下滑液包炎


2020/4/16

肩峰下滑液包炎

肩峰の下には腱板を保護するために滑液の入った袋があり”肩峰下滑液包”と呼ばれます。
保護の役割以外にも肩関節の動きを円滑にするといった役割を果たしています。
しかし、日常的に繰り返して生じる摩擦や衝突によって滑液包に炎症が起こり痛みを生じることがあります。
 
(原因)

肩峰下滑液包炎は、肩に無理な力が加わったり、使いすぎが原因となって、肩と三角筋の間の滑液包に炎症を引き起こします。また肩峰下滑液包には、肩のインナーマッスルの無理な伸長を防止する働きがあります。肩の腱板炎、上腕二頭筋炎に付随して起きることもあります。また、関節包は緊張や損傷を受けやすいので、通常時でも引き起こす場合もあります。
スポーツをされている方では、野球の投球動作、テニスのサーブ、バレーのアタックなどオーバーハンドスポーツをされるアスリートに多くみられます。
 
(症状)

肩峰下滑液包炎の症状は、腕を上げていくときに痛みを生じ、その痛みで肩を動かすことが困難になります。徐々に痛みが現れるため、慢性的になりやすいです。ひどい状態になってくると、夜中でも強い痛みが襲ってきて、なかなか眠ることができなくなります。この病気は特定の動作だけではなく、どんな動き方をしても痛みを伴います。炎症が長時間続くことにより筋肉が萎縮し、筋力が低下します。
 
(治療法)
 
早期回復には超音波や微弱電流といった物理療法が有効です。
身体の使い方動作に問題がある場合は、運動療法として、身体の協調性を高めたり、使い方を上手くできるようにするためのエクササイズを行うことで、痛みが出ないようにしたり、再発予防に繋げます。
腫れや炎症の程度が軽い肩峰下滑液包炎なら、自然治癒こともあります。症状が進行している時は、患部に傷を付けたり負担がかからないようにするために、固定具を装着すると炎症の治りが早くなります。非ステロイド性炎症薬の投与を受ける治療法で、炎症による痛みを緩和することが出来ます。 
 
日々のセルフケアで炎症をさせないことが大切です!
専門家の指導の下しっかりとストレッチを行うなどして、予防と改善に努めましょう!
 
 
 

当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります!

筋緊張を和らげるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。

また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等物理療法を個々の症状に合わせ早期回復を目指します。

その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、ボールエクササイズ等運動指導を行います!

また、EMSを用いて肩のインナーマッスル筋力強化を図ることも可能です!




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