2020/5/2
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膝蓋腱炎 |
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膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱は大腿四頭筋(前ももの筋肉)が腱移行した部分を示します。膝蓋腱は膝蓋骨を取り込み、脛骨に付着します。
(病態) 大腿四頭筋をはじめとする膝伸を行う組織への繰り返しのストレスによる腱付着部での一部腱繊維の微細損傷の繰り返しと考えられる。
(原因) 大腿四頭筋の遠心性収縮(収縮方向と反対にかかる収縮)に伴い、膝蓋腱に高度な力学的負荷がかることにより発生しやすく、膝蓋腱炎は、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、跳躍などのジャンプ系のスポーツや急激なストップ、方向転換を行うスポーツで発症しやすいです。
(好発部位) 順に ・膝蓋骨下端の膝蓋腱接合部 ・脛骨に膝蓋腱が付着する部分 ・膝蓋骨上端の膝蓋腱接合部 となります。
(診断・症状) 運動時の膝蓋腱の疼痛とその部位の圧痛、腫脹、握雪感を評価します。 また、尻上がり現象などを見るため、徒手的検査を行います。 膝蓋腱炎は4段階に分けられます。 1、 運動後の疼痛のみで、機能的影響のないもの 2、 運動前後で疼痛があるが運動には支障をきたさないもの 3、 運動中にも疼痛があり満足な競技レベルが保てないもの 4、 腱断裂をきたすもの
(治療) 基本的には保存療法で行います。 1では運動は禁止せず、練習前のウォーミングアップとストレッチング、練習後のアイシングを徹底させます。 2では運動量や強度を制限するとともに、ホットパック、超音波などの温熱療法とテーピングやサポーターで部分的に膝蓋腱の圧迫を図ることにより治療を促進させます。 3,4では基本的に運動は禁止し上記のような治療にせんねんさせます。当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります! 崩れてしまっているバランスを整えるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。 また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等、物理療法を個々の症状に合わせて行い、疼痛緩和、筋緊張の緩和、組織の早期回復を促進させます。 その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、歩行や動作指導等、運動指導を行います! |
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