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2020/5/6

頚の痛み

頚の痛み

頚とは、7つの脊椎(頸椎)といわれる骨から構成され、その上に頭部があったり、周りには筋肉が付着してたり、血管、神経が通ります。

 

頸部は脊柱(背骨)全体の中で最も可動性の大きい部位であり、頭部は五感などの感覚装置を収容しており、頸部は頭部の位置制御に重要な役割を担っています。

頸部は、大きな衝撃力が作用するコンタクトスポーツや加齢による変性において機能障害が生じやすく、姿勢不良などによっても、しびれや疼痛を生じることが多いです。

加齢によって首の筋肉が弱ったり、運動不足で首をあまり動かさないでいると、首の筋を違えたり、こりから筋肉痛を起こしたりします。

首の痛みの多くはこうしたタイプで、日常の習慣を見直したり、首の筋肉を鍛えることで改善されます。

しかし、加齢によって頚椎そのものも老化します。頚椎がすり減ったり、クッションとなっている椎間板の変形が生じると、慢性的な痛みやしびれを起こすようになります。

主な症例

筋、筋膜性頭痛

寝違え

むち打ち(頸椎捻挫)

胸郭出口症候群

斜角筋症候群

バーナー症候群

 

 

簡単な解剖

頸部には大きく分けて3つの関節があります。

環椎後頭関節、環軸関節複合体、第2~7頸椎それぞれからなる椎間関節です。各椎体の間には、荷重応力を緩衝する椎間板があります。

 

頸部の安定機構

安定機構としては骨形態、靭帯や椎間板、筋肉によりなされており、頭部の荷重を支えたり動きを安定または制限したり、しています。

 

頸部の運動

頸椎は、関節の可動域が大きく、頭部の位置をコントロールしています。頸椎の左右の回旋、側屈、屈曲、伸展、上方、下方、側方、後方を見ることができます。

環椎後頭関節では屈曲、伸展わずかな側屈をおこないます。

環軸関節では主に回旋を行います。

頸椎椎間関節では、水平面に対して45°傾いており、関節運動は屈強、伸展、側屈、回旋を行うことができます。

これらの構造や動きで、日常生活で加わるストレスや、スポーツにより加わるダメージにより、頸椎に圧迫、伸張、剪断ストレス等が加わることにより機能障害を伴います。

症状が起こるようになると、本人もつらく、また、治療にも長い時間がかかり、場合によっては手術が必要となります。可能な限り初期段階(首のこりや筋肉痛などの)で、早めに対処することが望まれます。

当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります!
崩れてしまっているバランスを整えるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。
また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等、物理療法を個々の症状に合わせて行い、疼痛緩和、筋緊張の緩和、組織の早期回復を促進させます。
その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、歩行や動作指導等、運動指導を行います!

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