こむら返り
こむら返りとはふくらはぎがつることをいい、運動中や睡眠中、突然ふくらはぎに激痛が走ることが主症状になります。
明確な理由ははっきりとはされておりません。
(症状)
こむら返りは、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋が痙攣を起こしている状態で、筋肉が固まってしまうために激しい痛みを伴います。
足が思うように動かせなかったり、激痛により汗が止まらなくなったりめまいを起こしたりする人もいます。
痛みは数秒で治まることもあれば、数分続くこともあります。
こむら返りは運動中や睡眠中に起こることが多く、また暖かい時期より寒い時期に起こりやすくなります。
睡眠中にこむら返りが起こると、痛みで目を覚ましてしまうこともあります。
(原因)
立ち仕事をしている人やスポーツ選手、高齢者、妊娠中(特に中期から後期) の方はこむら返りを起こしやすいとされます。
仕事や、スポーツ活動により汗をかくことにより筋活動などに必要な水分やミネラルが不足になりがちになることが原因の一つです。
高齢者は体内水分量の減少や、運動不足になる傾向があり筋肉が衰えることが原因です。
妊婦の場合はお腹が大きくなることで下半身の血流が悪くなり、血液循環に不具合が起こります。これによって筋肉が収縮して、こむら返りを起こしやすくなります。
・体の冷え
・筋肉の疲労
・運動不足
・カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
ミネラル不足
・水分不足
も主な原因ではないかとされています。
(治療・予防)
予防として、マッサージやストレッチなど筋肉の疲労や緊張を残さないようにセルフケアを行ったり、適度な運動習慣を心掛け、筋肉の働きを活発化させ、筋肉が硬くならないようにしましょう。体を冷やさないことも大切です。
特に就寝前にはしっかり温めるようにしましょう。また、ストレッチで筋肉を伸ばすことも効果的です。
五大栄養素をしっかりと摂取するのはもちろんですが、ミネラルをとることも重要です。カルシウムやマグネシウムなどは、筋肉や神経の機能を正常に保つ働きがあります。
大豆製品や海藻類にはミネラルが多く含まれているので、積極的に摂るようにしましょう。