足関節・足部の痛み
足関節は距腿関節と距骨下関節からなり、足部は7つの足根骨と5本の中足骨、14本の趾骨で構成されます。
距腿関節では、主に底屈、背屈運動が生じ、わずかに回内・回外、
外転・内転運動が生じます。
距骨下関節では、回内・回外、外転・内転運動と、わずかな底屈・背屈運動が生じます。
足部の関節においても、回内・回外運動と外転・内転運動が生じており、足部には内・外測縦アーチと横アーチの3つのアーチ構造が存在し、足部に加わる力を緩衝しております。
(主な傷病)
・扁平足障害
・足部の疲労骨折
・外反母趾障害
・過剰骨障害
などがあります。
(機能障害)
足関節は、床面に固定された足部の直上において下腿の運動が生じる関節であり、大きな荷重を支えつつ下腿の運動を行うため、強い筋力と可動域が必要になります。
足部は、直立二足歩行において唯一地面に接している部位で、歩行中には体重以上の力が加わり、荷重位での足関節、足部の可動域の低下は隣接する足部や下腿の運動だけでなく、膝や股関節の運動にも大きな影響を与えます。つまり、足関節周囲の筋力低下や可動域制限は、足関節より近位の体節や遠位の足部の異常を起こし、足関節、足部の疼痛はもとより膝や腰部の痛みの原因になることもあります。
(治療)
治療として、傷病によって異なるところはありますが、急性期の場合、熱感、疼痛、腫脹などがあればアイシングを行い炎症症状の緩和を図ります。マッサージ、ストレッチを行い筋緊張の緩和を促進させたり超音波など物理療法を行い骨や筋組織の回復を促進させることも有効です。また、湿布や軟膏で消炎鎮痛剤を加えることにより症状を緩和させることも可能です。
当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります!
崩れてしまっているバランスを整えるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。
また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等、物理療法を個々の症状に合わせて行い、疼痛緩和、筋緊張の緩和、組織の早期回復を促進させます。
その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、動作指導等、運動指導を行います!