外反母趾障害


2020/5/27

外反母趾障害

外反母趾障害

 

外反母趾とは、足の変形のことで、母趾(足の親指)の付け根の関節が第二趾のほうに「くの字」に曲がったものをいいます。

この角度が20度以上のものを外反母趾とすることが一般的です。母趾の付け根の関節は足の内側に大きく突き出し、靴との摩擦で強い痛みを生じるため、歩行障害の原因となります。また、重症の場合には、母趾の付け根の関節が脱臼することもあり、手術が必要になることもあります。

中年以降の女性に多く発症しますが、最近ではハイヒールが原因の外反母趾が20~30代女性に多くみられています。

 

原因

外反母趾の原因には、生まれながらの解剖学的な特徴である遺伝的な要因と、生活習慣が大きく関わる非遺伝的な要因があります。

遺伝的要因

遺伝的要因による外反母趾は若年者にも多くみられます。扁平足や開張足、母趾関節の不安定性、足趾の長さ、関節が緩みやすいなどの原因が挙げられます。

特に扁平足や開張足では足のアーチ構造が崩れ、立位になると足趾の関節が全体的に扇状に広げられます。この場合、靴を履いたときに、広がった足先が靴先に圧迫されて外反母趾を誘発すると考えられています。

非遺伝的要因

肥満による過剰な体重負荷や筋力の低下などによって足のアーチ構造が崩れ、さらにハイヒールや足先の細い靴を履くことで足先に過剰な力が加わって、外反母趾を引き起こすとされています。

また、関節リウマチの代表的な症状のひとつである関節の変形は、足の母趾関節にも起こりやすく、重度で治療が難しい外反母趾の原因となります。

 

症状

外反母趾では、足の母趾の関節が外側に屈曲し、関節自体は内側に突出するため、靴との摩擦が起こりやすくなり、突出部分に炎症や潰瘍を形成することがあります。

ひどくなると、突出部の皮下に浸出液がたまることもあり、腫れや発赤を生じます。これにより、歩行時に痛みを感じ、歩行障害の原因となります。また、突出部分を通っている神経が障害されて、しびれや神経痛が引き起こされることも多々あります。

このようなさまざまな症状が生じると、自然と不必要な歩行や動作を避けるようになります。これにより筋力の低下が生じて扁平足や開張足を悪化させ、さらに外反母趾を悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。

さらに症状が悪化すると、歩行時に母趾での蹴り返しが行えなくなるため、代償的に第二趾に過剰な負担がかかり、足の裏の第二趾の付け根付近にタコができることがあります。

診断

外反母趾は、外見から診断されますが、その状態を評価するためにレントゲン検査が行われます。レントゲン検査では、母趾の屈曲の程度を評価します。また、関節の破壊などがないか評価します。

関節リウマチや関節が緩みやすくなるような先天性の病気がないか内科的な血液検査や画像検査などが行われることもあります。

 

治療

外反母趾には保存療法と手術療法がありますが、多くは保存療法になります。

保存療法

痛みに対して消炎鎮痛剤や湿布などが用いられます。また、外反母趾を矯正するための装具や脚のアーチ構造を守るための足底板などが用いられます。

足先が細く、ヒールの高い靴を避け、関節の突出部分がこすれない幅広の靴を選ぶことや、足のアーチ構造を正常にするためエクササイズ等の運動療法も、外反母趾の痛みを改善するのに効果的であるとされています。

手術療法

矯正装具を用いても変形が改善せず、歩行障害を生じている場合には手術治療が行われます。

 

当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります!

崩れてしまっているバランスを整えるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。

また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等、物理療法を個々の症状に合わせて行い、疼痛緩和、筋緊張の緩和、組織の早期回復を促進させます。

その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、動作指導等、運動指導を行います!




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