リスフラン靭帯損傷


2020/6/24

リスフラン靭帯損傷

リスフラン靭帯損傷
 
足部にはリスフラン関節とショパール関節と呼ばれる関節があります。
この関節は靭帯により骨どうしの連結がとられており、他の関節より可動性はすくないです。
 
足部の痛みとして発生頻度がやや高いのがリスフラン靭帯損傷です。
リスフラン靭帯は第1楔状骨と第2中足骨を結ぶ靭帯で、この部分の損傷をさします。
 
 
 
発生機転
 
つま先立ちの中足部に強い軸圧がかかることにより起こります。
また、高いところから飛び降りた際に痛めることもよくあります。
 
 
診断
 
リスフラン関節部の疼痛と腫脹があり、第1・第2中足骨部に圧痛を認めます。
靭帯の完全断裂の場合は、疼痛が激しく、荷重歩行ができないことが多いです。
X線検査では、第1楔状骨と第2中足骨間の離開がみられます。
 
 
 
治療
 
重症例では、手術療法の適応となります。
保存療法では、足底板による荷重負荷の軽減やテーピングによる組織の安定化を図ります。
また、超音波治療器などの物理療法を行い、組織の回復を促進することも有効です。
 
 
 
高いところに物を乗せたり、はたまた取ろうとした時の急激なつま先立ちによる軸圧により痛めたり、草むしりなど座った状態でのつま先立ちでも痛めることがあります。
何気ない些細な動作で痛めることもあるので、ちょっとしたことに気を付け、健康で明るい毎日を過ごしていきましょう!



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