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2020/7/1

筋・筋膜性腰痛

筋・筋膜性腰痛

 

病態

臨床的にはいわゆる腰痛症とも称されるもので、特異的所見、特に器質的な病変が認められないところが、本症の特徴でもあります。

一般的に筋肉、特に傍脊柱筋と呼ばれる脊柱起立筋などの背筋群の緊張が著明です。

また、同部に圧痛を認めることがほとんどです。

 

発生機転

スポーツによるオーバーユース、日常生活における度重なるストレス、それによる腰部の単純な筋疲労、あるいは同部のコンパートメントの内圧上昇などが考えられます。

腰部の易疲労性の原因として腹筋群の相対的な筋力低下などもあげられます。

 

徒手的検査

腰椎椎間板ヘルニアと同様で、ハムストリングスが緊張している

場合は、腰椎骨盤リズムの破綻が示唆され、筋・筋膜性腰痛の一因となり得ます。

神経学的検査は、腰椎椎間板ヘルニアの鑑別のためにもひつようとされます。

また、うつ伏せの状態で傍脊柱筋も緊張度や圧痛を評価します。

他にも棘突起が階段状になっていないか前後屈のアライメントを確認し、椎体の動きを評価することも大切です。

 

治療

急性期の場合、熱感、疼痛、腫脹などがあればアイシングを行い炎症症状の緩和を図ります。マッサージ、ストレッチを行い筋緊張の緩和を促進させたり、超音波など物理療法を行も有効です。また、湿布や軟膏で消炎鎮痛剤を加えることにより症状を緩和させることも可能です。

相反性神経支配を利用し、ドローインなどお腹のインナーマッスルのトレーニングや腹筋群を鍛えることにより背筋群の脱力を図ることもゆうこうです。

柔軟性が向上してきたら、エクササイズを行い脊柱の動きや、腰椎骨盤リズムを覚えることにより予防に繋がります。

 

当院では、西洋医学や東洋医学など多角的に症状がどこからきているのか全身見立てで、症状改善を図ります!

崩れてしまっているバランスを整えるため、手技療法を加えて、全身的に体をよくします。

また、超音波、微弱電流、ハイボルテージ等、物理療法を個々の症状に合わせて行い、疼痛緩和、筋緊張の緩和、組織の早期回復を促進させます。

その後運動療法として再発防止、体の機能、使い方の向上のため、セルフストレッチ、チューブトレーニング、動作指導等、運動指導を行います!

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