ここ数日は猛暑日が続き疲れていませんか?
日差しも強く、避けたい方は多くいらっしゃるかと思いますが、
実は日光を浴びることにより身体は元気になります!
私たちの皮膚の下にある皮下脂肪には、ビタミンDのもととなるコレステロールの一種が含まれています。このコレステロールに紫外線が当たることで化学反応が起こり、ビタミンDがつくられます。
ビタミンDが欠乏した状態が続くと、骨を構成するカルシウムが不足して、骨がやわらかくなることもあります。
また、しみやしわなどの肌トラブルや、皮膚がんなど、なにかとマイナス面ばかりが強調されることが多い紫外線ですが、強い骨を維持するのに日光浴は欠かせません。
ビタミンDはカルシウム同様不足しがちな栄養素で、特に高齢の方では、肌でビタミンDをつくる力とともに活性化させる力も衰えがちです。食が細くなった、外出する機会が減って日光を浴びる機会が少ない、といった生活面での変化も ビタミンD不足を生じさせやすいでしょう。
また、若い方であっても、日焼け止め剤や、帽子、日傘などで常に紫外線対策を欠かさない人も注意が必要です。日光を浴びて肌でつくられるビタミンDの量は、食物を摂取して得られる量よりも多く、極端に紫外線を避ける生活はビタミンD不足の原因となります。
ビタミンDを補うために、冬であれば1時間程度、夏なら木陰で30分ほど戸外で過ごすよう、心がけましょう。日光浴をすると脳内に「セロトニン」という物質が分泌され、ストレス解消や集中力アップ、気持ちが明るくなるなどの良い効果も期待できます。積極的に日光浴をして、骨の健康を保ちましょう!