肩の痛みの患者さん


2020/9/2

肩の痛みの患者さん

当院に通院されてる高校生の症例を今回ご紹介させて頂きます。
 
男子高校生、バレーボール部に所属し、右肩前方の痛みがあり来院されました。
症状は肩を上げる動き、特にスパイクを打つ時に現れるとのことで、上体も歪んでいました。
 
当院の治療として、まず、痛みの原因を見立てることに重点をおき、そのうえで全身治療を
行い身体全体のバランスを整え症状の改善を図ります。
 
この患者さんの場合も、大まかに言うと肩甲骨と腕の動きのバランスが崩れていること
によって肩関節の前方関節包(骨と骨、関節を包んでいる袋)や上腕二頭筋長頭腱などにストレスを掛けてしまい、痛みを誘発させてしまっているのですが、そもそもの、肩甲骨の動きを悪くさせてしまうのは背中の筋肉の緊張であり、それらもまた下半身の筋肉の硬さや緊張により影響を受けるため、患部の痛みを取るために全身治療を行います。
 
また、自身でもできるようにセルフストレッチを伝え練習の前後や入浴後などに積極的に行って頂きました。
 
7月から来院して、1週間ほどは別メニューで練習を行って頂き、週3~4回全身または状態を見立てて部分的な治療を行い、約1ヶ月ほどで痛みは消失し部活に専念できている状態です。
しかし、痛みの原因となる筋肉の緊張や歪みも抜け切れてはいないため現在も状態を整えるため治療にきて頂いております。
 
治療内容は、手技療法を中心に筋緊張や痛みの程度など、微弱電流やハイボルトなどの物理療法も織り交ぜながら治療を行っています!



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