2020/10/2
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膝関節捻挫の患者さん |
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当院に膝関節捻挫で通院せれて70代女性の症例をご紹介させて頂きます。 ソフトバレー、ママさんバレーをしておりボールを追ってネットに足を滑らせ転倒した際に 両膝の捻挫をしてしまいました。 当初は症状が強く、痛みや関節の可動域制限等、著明にみられました。 治療初期は手技療法を患部周囲の筋肉中心に時間を長めに行い、患部へのストレス軽減や患部周囲の関節(股関節周囲の筋肉など)や筋の機能を向上させ機能的問題が生じさせないために行います。 また、微弱電流を患部におこない、損傷してると思われる組織の回復と疼痛のコントロールを 行います。 さらに膝関節の屈伸や回旋の動きをサポートし動きやすさや患部へかかるストレスを軽減 させるためにテーピングによる保護を行いました。 2週間ほど経過し、疼痛が軽減したところで患部に超音波治療をおこない、患部に 熱刺激を加え組織の回復と機能改善を図ります。 約1ヶ月程で膝の可動域も回復しさらに痛みも軽減してきました。 可能な限りで運動を開始してもらうのと同時にセルフストレッチを伝えさせてもらい自宅などで 取り組んでいただき治療効果の相乗を図ります。 その後1ヶ月ほどは疲労度等により痛みが増したり、落ち着いたりを繰り返しながらも 徐々に痛みや可動域の改善が見られ、約3ヶ月ほどで痛みも消失し、可動域もしっかりと 出せるようになりバレーに完全復帰されました。 症状再発防止のため、ランジなどのエクササイズやバランストレーニングを指導させてもらい、 さらなる機能向上を図ります。 |
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