2020/10/7
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シンスプリントの患者さん |
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今回はシンスプリントで通院していた女子高校生の症例をご紹介させて頂きます。 バトンダンスをしており、ジャンプ動作が多く両すねの内側に痛みが出現。 治療は下腿を中心に下肢の筋緊張を緩和させるため、マッサージやストレッチなど 手技療法をメインにおこなっていき、患部の状態を改善していきます。 低周波の電気治療や、超音波治療器による温熱効果により組織の回復、筋緊張の 緩和など、物理療法もおこない手技療法による治療効果に相乗効果を与え症状の改善を 図ります。 また、股関節周囲の筋や大腿の筋、足底など下肢の機能を向上させ、患部に加わる ストレスを軽減させるため患部外の治療も同様に行っていきます。 練習はなかなかぬけれないとのことで、練習と治療を並行していくかたちになりました。 週1.2回の治療で治療開始1ヶ月程で症状は半分ほど軽減し、 その後1ヶ月ほどは疲労度や練習量により痛みが増したり、落ち着いたりを繰り返しながら 治療開始から3ヶ月経過し、筋の張りはあるものの、痛みも出なくなり患部周囲の状態も 向上しハードな練習もこなせるようになりました。 現在は、別のケガの治療およびコンディショニングをおこなうため通院されています。 このようなスポーツ障害は疲労骨折の原因にもなります。 痛くなるまえの予防治療を受けることも大切です。 |
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