今回は母指(手の親指)の腱鞘炎の患者さんの症例をご紹介させて頂きます。
50代女性主婦の方で、日頃よりペン、ハサミ、家事などで母指の使用頻度が多く、
痛みとひっかかりを訴え来院されました。
治療は患部の周囲の筋緊張を緩和させ患部にかかるストレスおよび患部のトラブルによる
ストレスを改善するため、マッサージやストレッチなど手技療法を中心に背中から手にかけて
おこなっていき、患部の状態を改善していきます。
微弱電流(身体に流れる電気(生体電流)にとても近い電流により、炎症や痛みのある部分の電気配列を整え、痛みを取り除き細胞の回復を促します。)などの電気治療や、超音波治療器による温熱効果により腱組織の回復、筋緊張の緩和など、物理療法もおこない、手技療法に
よる治療効果に相乗効果を与え症状の改善を図ります。
治療は週3回行い、1週間ほどで痛みは半分まで軽減しひっかかりも改善傾向にありました。
そこから2週間は症状に波があり状態が回復したり落ち込んでしまったりを繰り返しました。
治療開始から1ヶ月が経過し痛みは消失し、ひっかりがわずかにあるほどまで改善し、
2ヶ月経過し、症状が回復しひっかかりもなくなりその後予防のためのセルフケアを伝えさせて
頂き日頃よりケアに励んで頂いております。
身体に加わるダメージやストレスは日々蓄積されています。
適切なセルフケアと治療をうけ健康を維持、向上させ健やかな毎日を過ごしましょう!