頚椎症の患者さん


2020/11/11

頚椎症の患者さん

今回は首の痛みにより来院されていた患者さんの症例をご紹介させて頂きます。
 
70代女性、起床時より頚に痛みがらるとのことで来院されました。
回旋動作や前後屈により痛みが出現。
普段から携帯やパソコンを見ることが多く、頸椎から胸椎にかけての歪みが強く
診られました。
 
当院の治療として、まず、痛みの原因を見立てることに重点をおき、そのうえで全身治療を
行い身体全体のバランスを整え症状の改善を図ります。
治療は状態に合わせ、患部中心に肩甲骨周囲、鎖骨周囲など、上肢帯のバランスが
取れるようにするためのみの治療、また、原因でもある背中、下肢の治療も含めた
全身治療を行っていきます。
 
筋緊張を緩和させるため、マッサージやストレッチなど手技療法を中心におこなっていき、
患部の状態を改善していきます。
物理療法ではパルス電流を前胸部など患部周囲に行い、筋緊張の緩和や、神経を整え
症状改善を図ったり、微弱電流を患部におこない、損傷してると思われる組織の回復と
疼痛のコントロールを行います。
状態に応じて物理療法もおこない手技療法による治療効果に相乗効果を与え
症状の改善を図ります。
 
治療は週3回のペースで行いました。
 
治療を開始して1週間経過し、痛みは軽減しましたが大幅には症状は改善されず、
3週間経過した辺りから徐々に痛みも抜け始めました。
 
5週が経過し、痛みはそこまで強くなく、わずかに感じる程度まで回復、
歪みが改善しきれない状態でした。
 
8週が経過し、痛みや歪み共に改善され、かなり良い状態まで回復し、
治癒としました。
 
日頃の何気ない姿勢や動作が不良になっていると身体を痛めてしまう原因になります。
日々のチェックと正しい姿勢を身につけましょう! 
 



ブログトップに戻る

TOPページに戻る