首の痛み、手指の痺れで来院されていた患者さん


2021/4/19

首の痛み、手指の痺れで来院されていた患者さん

今回は首の痛み、手指の痺れにより来院されていた患者さんの症例をご紹介させて頂きます。
 
50代男性、運転中に誤って自損事故を起こしてしまい、首の痛み、手指の痺れがある
とのことで来院されました。(事故の衝撃によるバーナー症候群の疑い)

回旋動作や前後屈により痛みが出現。手指の痺れとわずかに握力の低下がみられました。
お仕事でパソコンを見ることも多く、頸椎から胸椎にかけての歪みや肩から腰の硬さが
強く診られました。
 
 
当院の治療として、まず、痛みの原因を見立てることに重点をおき、そのうえで全身治療を
行い身体全体のバランスを整え症状の改善を図ります。
治療は状態に合わせ、患部中心に肩甲骨周囲、鎖骨周囲など、上肢帯のバランスが
取れるようにするためのみの治療、また、原因でもある背中、下肢の治療も含めた
全身治療を行っていきます。
 
 
筋緊張を緩和させるため、マッサージやストレッチなど手技療法を中心におこなっていき、
患部の状態を改善していきます。
物理療法ではパルス電流を前胸部など患部周囲に行い、筋緊張の緩和や、神経を整え
症状改善を図ったり、ハイボルテージによる電気治療により筋緊張緩和や、神経の
高ぶりを整えるなど状態に応じて物理療法もおこない手技療法による治療効果に
相乗効果を与え、症状の改善を図ります。


 
治療は週1回のペースで行いました。
 
治療を開始して2週間経過し、痛みは軽減しましたが痺れは残存した状態で、
4週間経過した辺りから徐々に痛み、痺れともに抜け始めました。
 
7週が経過し、痛みはそこまで強くなく、わずかに感じる程度まで回復、
歪みが改善しきれない状態でした。
 
10週が経過し、痛みや歪み共に改善され、かなり良い状態まで回復しました。
 
日頃ストレスを受けている部位は急な衝撃や動作により強く痛みを示したり、
お身体に牙をむくことは少なくありません。
日々のケアをしっかりと行い、我慢のし過ぎやダメージの蓄積に注意をしましょう。 



ブログトップに戻る

TOPページに戻る