外側上顆炎の疑いでいらしていた患者さん


2021/4/20

外側上顆炎の疑いでいらしていた患者さん

今回は肘外側上顆炎の疑いで来院されている患者さんの症例をご紹介させて頂きます。
 
40代成人男性で、ゴルフを行っており、スイング時に引き手側の肘外側の痛みを訴え
来院されました。検査を行い、可動域、圧痛部位、ストレステスト等見立てたうえで
外側上顆炎の疑いがありました。原因は、度重なるショットの際の運動ストレスと
引き手の使い方、肩回り、背中、下半身の硬さにあると思われます。
 
 
当院の治療として、まず、痛みの原因を見立てることに重点をおき、そのうえで全身治療を
行い身体全体のバランスを整え症状の改善を図ります。
 
治療は状態に合わせ、患部中心にそこのみの治療、また、原因でもある背中、下肢の治療も
含めた全身治療を行っていきます。
 
筋緊張を緩和させるため、マッサージやストレッチなど手技療法を中心におこなっていき、
患部の状態を改善していきます。
 
パルス電流(針刺激に似た電気を流すことにより筋緊張の緩和を図る)などの電気治療や、
ハイボルテージによる電気治療により筋緊張緩和や、神経の高ぶりを整えたり、
患部に微弱電流をおこない痛みのコントロールや組織の回復を図ります。
物理療法もおこない手技療法による治療効果に相乗効果を与え症状の改善を図ります。
 
 
治療は週2回行い、1週間の運動制限をしました。
2回目の治療で患部の痛みも軽減し、可動域も以前より回復するなど治療の良い反応が
見受けられました。
 
治療開始から2週間ほどで痛みは消失し可動域にも問題ない状態まで向上し、6.7割での
ゴルフの再開しました。治療は継続し、背中や下肢の痛みの原因となっている部分の治療も
行います。
また、フォームの修正もおこなって頂きました。
 
治療開始1ヶ月ほどでトラブルのない状態まで回復しました。
 
現在も再発予防、コンディショニングのため治療を継続されています。
 



ブログトップに戻る

TOPページに戻る