今回は肩の痛みを訴えて来院されていた患者さんの症例をご紹介させて頂きます。
50代男性で電気工事の仕事をしており、以前から肩に痛みを感じており数か月放置してしまい、
ある日、肩の可動域の制限及び、強い痛みを感じ、握力の低下もあり、仕事に支障が
出てきてしまい当院に来院されました。
出てきてしまい当院に来院されました。
状態としては、腰からのストレスが首や肩に掛かり可動域の制限の原因となり、
酷使してしまったため、痛みやしびれの原因となった思われます。
酷使してしまったため、痛みやしびれの原因となった思われます。
当院の治療として、まず、痛みの原因を見立てることに重点をおき、そのうえで全身治療を
行い身体全体のバランスを整え症状の改善を図ります。
治療は状態に合わせ、患部中心に肩甲骨、鎖骨、上腕骨の協調性が取れるように
するためのみの治療、また、原因でもある背中、下肢の治療も含めた全身治療を
行っていきます。
筋緊張を緩和させるため、マッサージやストレッチなど手技療法を中心におこなっていき、
患部の状態を改善していきます。
痛みが強い際には、微弱電流を患部におこない、炎症してると思われる組織の回復と
疼痛のコントロールを行います。
疼痛のコントロールを行います。
パルス電流(針刺激に似た電気を流すことにより筋緊張の緩和を図る)や
ハイボルテージによる電気治療により筋緊張の緩和や、神経の高ぶりを抑えるため
物理療法もおこない、手技療法による治療効果に相乗効果を与え症状の改善を図ります。
物理療法もおこない、手技療法による治療効果に相乗効果を与え症状の改善を図ります。
治療開始から1ヶ月ほどで痛みは半分ほどまで軽減しましたが可動域制限は
残った状態でした。
2ヶ月経過し、痛みはかなり軽度なものまで軽減し、肩可動域も当初140度ほどまで
しか上がらなかったのが150度ほどまで改善しました。
セルフストレッチも伝え、自宅でも取り組んで頂きました。
3ヶ月が経過し、痛みはほぼ消失し、仕事の量や疲労度によって時おり
出現する程度まで改善が見られました。可動域も160度まで上がるほどに回復した
ところから徐々にエクササイズをお伝えさせて頂き、可動域向上に向けて取り組んで
頂きました。
治療開始から4ヶ月で痛みは消失し可動域、握力ともに正常になるまでに回復しました。